

自分の技術とセンスを磨く
3年制定員5名男女共学
車体整備学科
GOAL 国家車体整備士
ABOUT DEPARTMENT 車体整備学科について
車体整備学科では、国家2級自動車整備士の資格を取得後、さらに1年間の学びを通じて車体整備士の資格取得を目指します。自動車の骨格である車体の修理・整備技術を中心に、車両の外装や構造に関わる高度な技術を学びます。衝突事故や経年劣化による損傷を修復するための板金塗装技術や、精密な車体修正のスキルを習得し、現場で求められる実践力を身につけます。

FEATURE 車体整備学科の特徴
01
板金・塗装技術を しっかり身に付ける
金属板金と塗装技術を磨くことで、事故車の復元のみならずカスタムやレストレーションなど将来の仕事の幅を広げることができます。
02
材料や塗料についての 基礎知識を学ぶ
自動車外装に採用されている金属、合成樹脂の種類や性質など、塗料の構成までの知識をまるごと学べます。
03
事故車の 損傷診断を学ぶ
事故車の損傷診断は、専門的な知識と技能が重要となります。このプロセスにより、車両が再び安全に運転できる状態になるために必要な修理や対策を学びます。
CURRICULUM PICK UP ! 充実した実習授業

フレーム修正実習
歪んだ車両のフレーム(骨格)を、台上式や床上式のフレーム修正機を使って10t程度の強力な力で前後左右・上下に押したり引いたりして復元します。大きな事故を起こしてしまった車両の修理方法を学びます。

板金・溶接実習
事故などでダメージを受けた車のボデーやフレームを、板金や溶接によって元通りに修復する技術を学びます。車のキズやヘコミは一台一台違うので、様々な損傷の車・パーツを使って実習を行います。

パテ実習
ドアやボンネットなどのキズやヘコミを、パテ(補填材)で埋めて元通りに成形する技術を学びます。一見簡単な作業に見えるかもしれませんが、車のボデーのほとんどは平面ではないためとても奥が深い作業になります。
調色実習
塗装で使う塗料を作る作業です。1つの色は数種類の色を混ぜ合わせて作るため、配合データに基づいた計量調色作業をした後微調整を行って元の車の色に合った塗料を作ります。微妙な色の違いを見分ける力も養います。
塗装実習
板金やバテ埋め作業で整えたボデーなどに、調色作業で作った塗料を吹き付けて塗装します。ムラなどがなく綺麗な塗装ができるように繰り返し練習することで、塗装技術を磨きます。
CLASS LIST 授業科目一覧
- 板金Ⅰ/Ⅱ
- 塗装Ⅰ/Ⅱ
- 損傷診断
- 自動車検査
- 材料
- 力学
- 構造機能
- 総合演習/実習
SCHEDULE 1日の流れ

車体整備学科3年生
秋野 響生さん

QUALIFICATION 車体整備学科で目指せる資格

他に目指せる資格
- 職業訓練指導員
- 有機溶剤作業主任者資格
- 中古自動車査定士技能検定
- 特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者資格
TEACHER 講師紹介

クルマ社会で活躍する第一歩
笹目 高弘 先生
担当授業 車体科 学科・実習
VOICE 卒業生の声
VOICE01

滝 裕介 さん
茨城いすゞ自動車(株)
水戸サービスセンター
国家試験対策でみんなと放課後に残って勉強したことは当時は大変でしたが、今となっては良い思い出として残っています。学校で自動車整備のことはもちろん、色々なことを経験できたことが現在の仕事で役に立っていると思います。
VOICE02

高野 宗良 さん
ネッツトヨタ茨城(株)
BPセンター
在学時に学んだ鈑金塗装の技術を活かし、事故車の凹みや損傷パネルを修正・交換しています。状態に応じた作業でスキルが向上し、仕上がりの質も高まります。「美観」と「安全性」を大切にし、お客様に満足頂けるよう日々車と向き合っています。
VOICE03

大崎 修平 さん
茨城ダイハツ販売(株) 神栖店
高校時代、「自動車整備ってかっこいい」と憧れて入学を決めました。基礎を教えてくれた先生方には感謝しかありません。自動車整備とは命、生活を守る大切な仕事です。この仕事に誇りを持って頑張ります。
FAQ よくある質問
車体整備学科とは?
車体整備学科は、自動車のボディに関する修理や塗装、事故車の修復などに特化した専門的な教育を提供する学科です。自動車の美観を回復させ、安全性を確保するための重要な役割を担っています。
車体整備士の資格取得後、どのような仕事ができますか?
車体整備士の資格を持つことで、ディーラーや一般の板金塗装工場での、板金、溶接、塗装作業を担当できます。また、3年進級時には2級整備士資格を取得しているため、ディーラーや一般の整備工場で自動車整備士として働くこともできます。
車体整備士としてのやりがいは何ですか?
外装パネルの微妙な凹凸や塗装の僅かな色の違いなど、五感をフルに活かして取り組む職人的な仕事です。大変な作業ではありますが、きれいに仕上がった時の達成感、何よりもお客様からの”ありがとう”の言葉を聞けたときにやりがいを感じることができます。